看護師に聞いた「看護師のあるあるお悩み10選」の体験談と解決法をご紹介していきます。
あなたが抱えている悩みも見つかるかもしれませんよ。
目次
人間関係
先輩や後輩、医師、患者さんなど、看護師はたくさんの人と関わりながら業務をこなす必要があります。
そのため、人間関係の悩みに直面する機会が多いのも事実です。
仕事仲間だけでなく、患者さんとの人間関係の悩みも多く聞かれます。
「苦手な患者さんがいる」という人も少なくはないはず、ちょっとしたことで暴言を吐かれたり、セクハラ行為・発言をされたりすることもあり、辛い思いをしている看護師もいます。
実際に2013年に日本医療労働組合連合会が実施した調査では、「セクハラを受けたことがある人の内、72.4%が患者からのセクハラである」という結果も出ており、多くの看護師が患者との人間関係に悩んでいることが伺えます。
体験談
職場環境
夜勤が多くて辛い
病棟勤務の場合、2交代や3交代でのシフト制が組まれ、夜勤も月に4~5回ほどが一般的にですが、連続夜勤や月に6~7回も夜勤がある”ブラック”な職場もあるようです。
夜勤は辛いですが、夜勤手当がもらえることもあり、夜勤なしの勤務形態や一般企業への転職をしたくてもできない人も多いです。 実際は私も看護師から一般企業に転職した際は、月収が〇万円も下がってしまい貯金を切り崩しながらの生活でした…。
クリニックは個人負担が大きい
クリニックに勤務している看護師は「業務量の多さ」や「休みの取りづらさ」の悩みが多いようです。
クリニックの場合は、病棟とは異なり業務が細分化されていないので、一人で対応しなくてはならない業務範囲が広くなり、おのずと業務量が増えてしまいます。看護師も数人しかいないため、「そもそも休みを取らせてくれない…」といった悩みもあります。
体験談
ブランク
医療業界は技術の進歩も早く、また命を預かるという責任の重さもあり、出産や育児などで一度離れてしまうと、復職するのは大変勇気が必要ですよね。 看護師として復帰しても、即戦力として働けるのか不安で病棟に戻れないという方もいます。クリニックも看護師の人数が少ない分、他の人に頼ることが難しいので、復職時はストレスを抱えることも多いようです。
体験談
当時とはルールや勝手が異なり、前と比べてミスも多くなってしまっていました。まだ重大なインシデントに発展するようなことはありませんが、新人の時に逆戻りしているように感じてしまい、それがストレスになっています。
特に堪えたのが、休職前に教えていた後輩に指示を受けなくてはならないことですね。3年間でやり方が色々と変わったので、仕方がないとは思いますが内心「なんであなたに指図されなきゃいけないの…!?」とイライラしてしまう時もあります。
給料
看護師は一般的に給料が高い職種として知られています。一方で、「お給料が上がりにくい仕事」でもあります。
実際に一般的な会社員と看護師の給料を比較してみました。
年齢別 | 看護師の平均年収 | 会社員の平均年収 |
20~24歳 | 383万円 | 346万円 |
40~44歳 | 509万円 | 528万円 |
昇給額 | 126万円 | 182万円 |
初任給は看護師の方が高いものの、40代前半には会社員に追いこされてしまいます。昇給額を比べると56万円も違ってくるので、いかに看護師の給料が上がりにくいのかがわかります。
夜勤をしないと給料が下がる
看護師の収入が高い理由の一つに「夜勤手当」があります。20代前半はまだ体力もあり夜勤も平気かもしれませんが、30代・40代になってくると体力が落ちてきてしまいます。結婚して、子育てをしたいと思っている方は、同じような給料は望めないかもしれません。
体験談
結婚や出産を考えると夜勤もそこまで入れないので、このまま看護師を続けていいのか悩んでます。新卒の頃は一般企業に就職した同級生と比べても「いい暮らしができている」と思ってましたが、業務量や時間を考えるともう抜かされてしまっている気がします。ただ今更一般企業に転職できるかわからないので漠然とした不安を抱えて仕事してます…。
インシデント
インシデントを起こしてしまい、看護師を続けることが怖くなってしまう方もいます。
皆さんも一度は経験があるのではないでしょうか。
体験談
患者 の悩み
近年「モンスターペイシェント」という言葉が世間にも知られるようになってきました。看護師に対しての暴言や暴力、セクハラや理不尽なクレームを繰り返す患者さんに悩んでいる方もいます。
患者さんについて悩んでいる場合は、一人で対応しようとせず、他のスタッフに相談しましょう。相談しても、病院やスタッフが対応してくれない場合は、その病院を辞めてしまうのも選択肢の一つです。
体験談
看護師に向いていない
看護師の理想と現実のギャップから「私看護師に向いていないのかも…」と思って悩んでしまう人も多くいます。
特に、看護師一年目は患者さんに向き合うよりも「仕事を覚えること」で精一杯ですよね。一年目は、毎日元気に仕事に来ているだけで満点だと言われたことがあります。向いていないということは、決してありません。病棟やクリニック、診療科によっても仕事は違うので自分にあった場所を見つけましょう。
体験談
患者さんとのコミュニケーションをしっかりとって、社会復帰のために伴走していくイメージでしたが、実際は多くの患者さんを受け持つため、一人一人に割く時間は限られてしまいます。新人なので時間を活用できていないことは分かっているのですが、もっと時間をかけて患者さんと関われる仕事だと思っていました…
頃からの夢でしたが、実際に働いてみると「夜勤」がとっても辛かったです。生活リズムが崩れて、体調を崩すことも多くなりました。病棟で働き続けたいけど、体がついていきそうにありません。夜勤ができなければ、クリニックや外来しか選択肢がないし、なやんでます。
悩みを抱えたらノートに書いてみよう
看護師向いていないと思う人は、どうしてそう思うのかノートに書き出して見ると良いでしょう。
・同僚と看護に対しての温度差があり、うまくコミュニケーションが取れない
・患者さんのことを支援したいと思えず、看護業務自体好きじゃない
上記のように具体的に書きだすと、自分が何に悩んでいるのかハッキリします。
悩みの種類によって、先輩に相談してみたり、時間が解決してくれたりすることもあるかもしれません。
転職して職場を変えてみよう
上司や同僚に相談をしても解決しない場合には、職場を変更することをおすすめします。
看護師は売り手市場なので、退職をしてもすぐに転職先は見つかるでしょう。ただ、転職先でも同じことに悩まないように自分にあった転職先を見つけることが大切です。
転職活動をどのようにしたらよいかわからない方は、専門家に相談してみましょう!
株式会社マイナビが運営する看護師の方のための転職・就職支援サービスです。
全国各都道府県の求人をカバーし、多くの好条件求人を取り扱い、
満足度に徹底的にこだわったサービスを展開しています。
>>>マイナビ看護師はこちらから<<<